「こうあるべきだ!」思考をやめる

本の紹介

「こうあるべきだ!」

「そうするべきだ!」

あなたもそう思ったことはたくさんあるんじゃないでしょうか?

そして、「そうあるべき」と思った裏には必ず怒りの感情が潜んでいませんでしたか?

「待たせるわけにはいかないから、急いで仕事をするべきだ」

「後輩なのだから先輩より早く来て、準備するべきだ」

「〇〇であるべきだ!」という思考は必ず怒りの感情に結びついています。

つまり「べき」は怒りのコントロールにおいて非常に邪魔な存在なのです。

もちろん必要な場合の

「こうするべき」

というのもあると思います。

しかし、あなたの「べき」多すぎませんか?

怒りっぽい人は、なにかあるたびに

「こうするべき!」

と感じていることでしょう。

この「べき」=「怒り」は、あまりあなたを幸せにしてくれません。

なので今回は、この自分の中の

「べき思考」

との付き合い方を紹介していきます。

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↑「べき思考」は、この本を読んで学びました。

ゲーム好きの著者が書かれた本で、ゲームに出てくるキャラクターの特性などを用いてメンタルを強く保つ方法を解説してあるので、とても読みやすいです。📕

あなたを幸せにしてくれる「べき」は多くても5個ぐらいじゃないでしょうか。

自分を幸せにしてくれる「べき」を厳選するために、ノートにこうあるべきと思うこと、全て思いつくだけ書き出してみてください。

その中で5個ぐらいに絞ってみましょう。

要は、これは譲れないというあなたのこだわりの部分。

そのこだわりの部分は逆に「信念」として大事にすればいいのです。

怒りのコントロールの考え方のひとつに、『全ての「べき」は目玉焼きに何をかけるべきかと同じ程度の次元のものである。』

という考えがあります。

例えば

「目玉焼きには醤油をかけるべきだ!」

という人もいれば

「塩コショウにすべきだ!」

という人もいるでしょう。

あなたが醤油派であっても、マヨネーズをかける人がいたからといって

「醤油にするべきだ!」

と、怒ることはないと思います。

つまり、あなたの「べき」も他者からするとそれと同程度の気になることではない場合があり得るということです。

そんなどうでもいいことで怒っている人を見たら、周りは「めんどくさい人」だなぁ、と思うことでしょう。

そんな「めんどくさい人」にならない為にも、

自分の「べき」の感覚

とズレていてもなるべく気にすることなく「まぁいいや」と思うようにしてください。

『自分とこの人の「べき」は違うんだなぁ、』ぐらいの軽い感じで流せるようになると自分自身も楽になり、

「めんどくさい人」

にならずに済みます。

冒頭で紹介したどうしても手放せない5個程度の「べき」に関しては、

趣味」に変えてください。

何年もこうするべきだと信じてきたあなたには、中々「べき」から抜け出せないと思います。

そこで「べき」を「趣味」に変えてみてください

例えば私で言うと、

仕事終わりトラックの荷台をブラシで磨いて綺麗にしてから帰宅するのですが、それをシャワーで流すだけで終わらせてしまうAくんがいます。

トラックは自分のものではなく、皆で使うものなのでAくんが使った次の日はいつも汚くてイライラしていました。

これは私の「べき」の感覚

「キレイに洗うべきだ!」ですね。

言い換えてみましょう。

「キレイに洗うのが趣味だ!」

言葉は素晴らしいもので、一気に気が楽になったのと同時に、趣味なので私も気が向かない日があればシャワーでサッと済ませて帰ってもいいのです。

結局は毎回キレイにしてしまうのですが、そういった強迫観念にとらわれることもなくなり、イライラすることがなくなりました。

べき」のときもあれば

趣味」のときもある。

その判断は自分と相談して決めてください。

自分の価値観は大事にしつつ、相手の価値観もなるべく分かってあげるようにする。

これは私の好きなことで、趣味ですからね、と思えるぐらいのゆるい感覚でいることがコツかもしれませんね。

では👋

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